若葉はるかぜ便り
熱中症に注意しましょう。(水分補給に使えるおやつをプレゼント中です!)
関東甲信地方も梅雨入りしたようですが、ジメジメとして気温が高くなる日が徐々に増えてきました。
気温はもちろんですが、湿度が上がってくると熱中症の発症リスクは上がりますので、梅雨に入るこの時期からお散歩の時や家でのお留守番の際には注意をするようにしましょう。
病院の前に置いているブラックボードの内容を、「熱中症対策」に書き換えました。
すでに皆様実施されている熱中症対策かもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください。
暑い環境にいたワンちゃんに下に記すような症状が見られたら、熱中症の可能性があります。
①元気がない、落ち着かない。
②息づかいが荒い。
③大量のよだれを垂らす。
熱中症にならないような環境を作り、熱中症を予防することがとにかく大切ですが、熱中症が疑われる時はできるだけ早めに病院にお連れ下さい。
ちなみに、熱中症対策の水分補給用おやつとして前回の記事でご紹介した「うるワン」を来院された方にプレゼント中です!
体に嬉しい原材料をコンセプトとしたゼリー風おやつ「うるワン」のご紹介
「ユーグレナ」という言葉を出すと、健康や美容への意識の高い飼い主様は気になるものでしょうか?
ユーグレナは淡水池などに生息する微細藻類で、幅広い栄養素を含むことから健康食品や化粧品などに使われ注目されています。
実はワンちゃんネコちゃん用のおやつにも、ユーグレナが配合されたものがあるのです!
「うるワン」は、ユーグレナが配合されていることはもちろん、無香料・無着色、低カロリー(1本3.4kcal)で塩分含有量も少ないため、心臓病や腎臓病などの持病がある子にも安心して食べさせられるおやつです。
おやつをうれしそうに食べている姿を見ていると幸せな気持ちになりますが、つい与えすぎてカロリーオーバーになってしまう子が多いので気を付けてください。
おやつは控えめにするように指導させていただくことが多いのですが、まずは低カロリーで体に優しいものを選んでみてはいかがでしょうか?
カープ坊やのキャッシュトレー
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では広島東洋カープのマスコット、カープ坊やのキャッシュトレーを使用しています。
開業準備の時に、動物病院にはそぐわないかなぁと思って買うか買わないか迷っていたところ、以前の勤務先のスタッフから退職の際のプレゼントとしていただいたものです。
プレゼントされた以上使うべきだ!ということにして使わせていただいておりますが、どうかお付き合い下さい。
余談ですが、当院ではワンちゃん連れの飼い主様がお会計の際にお手間にならないように、下一桁は切り捨てにした金額でお会計をさせていただいております。
抱っこの仕方に注意!②
先日の「抱っこの仕方に注意!」の記事を見て、おうちの子の抱っこの仕方を変えてみていただいた方はいらっしゃるでしょうか?
慣れた抱っこの仕方を変えるのは、ワンちゃんにとっても難しいと思うので、少しずつ慣らしてみてください。
代表的なお勧めしない抱っこの仕方がもう一つあります。
写真の女性のような、肩を持ち上げて抱き上げる抱き方もあまりお勧めできません。
この抱き上げ方だと、肩関節を痛めてしまう危険があるほか、ミニチュア・ダックスフンドのような胴が長い犬種では腰を痛めてしまうことがあります。
可愛さのあまりついワンちゃんを人間の赤ちゃんのように扱いたくなるとは思いますが、人間とは骨格の構造が違うので、抱っこの仕方には注意してみてください。
皮膚が弱い子にお勧めのスキンケア商品があります!
お風呂上りなど、ご自身のスキンケアはされているかと思いますが、ワンちゃんネコちゃんのスキンケアは何かされていますか?
犬アトピー性皮膚炎のワンちゃんでは特に、セラミドなどの皮膚のバリア成分が失われ、皮膚常在菌の繁殖による皮膚炎や皮膚の乾燥に伴う痒みを生じやすくなります。
また、「皮膚病」というほどではなくても皮膚が乾燥気味でフケっぽい子や、逆に皮膚がベタベタする子もいるかと思います。
『デュクソS3シリーズ』は皮膚のバリア成分を補うスキンケア商品で、「敏感肌用」と「ベタベタ肌用」の2種類があります。
「敏感肌用」は高濃度の保湿成分を、「ベタベタ肌用」は保湿成分に加えて油分を調整する成分を含んでいます。
シャンプータイプもありますが、ムースタイプは皮膚にすり込んで使い、洗い流す必要もないので特に使いやすいです。
ボトルの形状や香りなどを決めるにあたって飼い主様の意見をたくさん取り入れていただいたそうで、甘くていい香りがします!
ネコちゃんにも使える商品で、皮膚が弱い子にはお勧めです!
抱っこの仕方に注意!
ワンちゃんを抱っこしていると、温かくて安心しますよね。
皆様はおうちの子をどうやって抱っこしていますか?
写真の女性がしているような縦抱っこや、ワンちゃんが仰向けになる抱っこ(いわゆる赤ちゃん抱っこ)は、可愛らしいのですがあまりお勧めしません。
ワンちゃんの背骨は地面と平行になっているのが本来の形で、縦抱っこや赤ちゃん抱っこは脊椎(背骨)への負担が大きい抱き方です。
抱っこをするときはワンちゃんを横から抱きかかえ、片方の手で脇~お腹を、もう片方の手でお尻を支えて、背骨が地面と平行のまま持ち上げるようにしてあげてください。
トイ・プードルちゃんで多いですが、赤ちゃん抱っこをしてもらうことが習慣になっている子の中には、高齢になってから変形性脊椎症(背骨の変形に伴う痛み・炎症)が起こり、常に漫然と腰や背中に痛みを感じている子が見受けられます。
サプリメントや消炎鎮痛剤を使用して痛みを緩和することはできますが、変形した脊椎は元に戻りません。
少しずつでいいので、正しい抱っこの仕方を習慣づけてみてください。